結構前からChatGPTが来ているとか、「使ってないやつはバカ」とかいう煽り文句とかを目にしていた。
流行りものにはあまり飛びつかないタチなこともあり、ずっと放置していた。
思えばスマホも2018年くらいになってようやく買ったのであり、それまでは電話とメールしかできない端末で済ませていた。
たまたま気が向いたので、AppleStoreでChatGPTをダウンロードしてみた。
バイト先のデイサービスで朝に小話をしないといけないので、老人に受けそうな話などを聞いてみた。
思いのほか長文でしっかりとレスポンスがきたので大層驚いた。
他にも、プログラミングのコードを書かせたり、仕事や有機化学、哲学などについて聞くなどしていじってみた。
求人情報についてはあまりいい答えはなかったが、その他一般的知識については参考になる答えが返ってきた。コードも簡単なものではあったが、ちゃんと動くものが返ってきた。
前から気になっていたウェブスクレイピングに関しては、pythonやbeautifulsoupなど動作環境を用意するコマンド部分から教えてくれて実際に実行することができたので結構よかった。
エラーメッセージを張り付けると詳しく原因やデバッグ方法を教えてくれた。
ChatGPTには無料で使えるChatGPT3.5のほかに、毎月20ドル(約3,000円)支払うことでChatGPT4なる新しいバージョンのものが使えるとのことだった。
ChatGPT3.5が、提示した前提条件を無視したり、これまでの文脈を踏まえないで同じ回答を繰り返したりしたことから、上位互換を利用したい欲が高まってきた。
また、ネットでもChatGPT4は「レベチ」であるというコメントが多く見受けられたこともあり、しばらくいじった後、ついに課金してChatGPT4を使い始めた。
使ってみた感想として、
確かにChatGPT4の方が単純な質問に対しヒットした情報を返すというよりも、こちらの意図を汲んで熟考したかのような「より人間らしい」答えを返してきた。
さらに、GoogleCromeの拡張機能と組み合わせるとより便利になった。
たとえば、「WebChatGPT」は、Googleの検索との連携を可能にしてくれた。本来ChatGPT3.5は2021年9月時点の情報をもとにしか回答できないのであるが、この拡張機能のおかげで最新の情報をもとにした回答を得ることができるようになった。
また、「ChatGPT for Google」は、ググったときにHitした情報の要約をサイドバーに表示してくれる。
いまは、何かわからないことがあったときChatGPTに聞いてみるというフローが定着しつつある。外付けの拡張脳あるいは専属の秘書のように感じている。課金に後悔はない。
他の人に紹介してみたこともあるが、サービスの名前を聞いただけで難しそうと拒絶反応を起こしたり、
AppleStoreに載っているサービスの紹介ページが英語で書かれていることで「なんだかよくわからない」、「難しそう」と言って敬遠したり、
といった反応だった。
特に高齢者に多いが、分からないものに対する食わず嫌いは最近よく見られる。
自分の関心先は大衆受けするものでないことが多いので、話にならないことが多い今日この頃。自分がもっと受け手に分かりやすいように工夫して話せよ、ということなのかもしれないが。
無理やりのまとめとしては、使ってみると意外とよかったよ、ChatGPTといったところか。